核兵器も原発もない世界をめざせ 被爆者が東電に抗議・要請
東友会は2012年4月13日、日本被団協関東甲信越ブロックとともに、東京電力に対して「原発再稼働と輸出に反対する」抗議と要請行動をおこないました。この行動には1都5県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木)の被爆者、被爆二世、支援者と、東友会・日本原水協事務局など合計50人が参加しました。
東電本社内には、東友会の飯田マリ子会長と家島昌志事務局次長を含む代表9人が入り、東電側は広報部原子力センターの會田満男部長ら3人が対応。代表たちは、
要請中、屋外に残った参加者は横断幕やプラカードを持ち、チラシを配りながら道行く人びとにアピール。交代でハンドマイクを握り、「放射線被害を身をもって体験し、67年間苦しんだ被爆者は、原爆も原発も許さない」「福島の人たちに被爆者と同じ苦しみを与えるな。責任を持って健康管理をきちんとおこなえ」などの思いを、東電本社ビルに向かって訴えました。
要請終了後の報告で代表団は、「東電側は、原発事故を“人間の被害”とは考えていない。原子力エネルギー政策についても“国の政策”といって自身の責任から逃げていた。もっと世論で包囲しないと根本的には変わらない」と報告。国の政策を変えることと合わせて、責任を果たさせる必要を強調しました。