被爆者相談所および法人事務所
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被爆二世の医療費助成に関する請願 都議会で趣旨採択

診断書の簡略化と更新期間の延長など求めた請願

 2010年12月15日の都議会本会議で「被爆者の子(被爆二世)の医療費助成に関する請願」が「趣旨にそうよう努力されたい」という意見をつけて、全会一致で採択されました。この請願は東友会が2010年9月16日に都議会全会派の紹介を受けて提出したもの。
 要望事項は、「東京都原子爆弾被爆者等の援護に関する条例」の趣旨にそって被爆二世の医療費助成制度が実施されるよう、継続審査で求められる「診断書」の簡略化と、更新期間の延長や廃止の検討の2点。これは、2010年8月、3人の被爆二世から「治療や経過観察を受けているガンの医療費助成が非認定になった」という相談が東友会に寄せられたことがきっかけでした。この3人は、東京都が審査を再検討し、すでに「認定」されました。
 東友会は「被爆二世の医療費助成は東京都の単独事業であり、あまり知られていない。東友会を知らない被爆二世も多い。請願の採択で東京都が再検討した内容が被爆二世全体に生かされるよう願っている」と話しています。