被爆者に年末お見舞金を贈るつどい 被爆者一人ひとりを大切に
国際的な核兵器廃絶の運動を展望
東友会と東京原水協が毎年共催している「被爆者に年末見舞金を贈るつどい」が2009年12月12日、平和と労働センターホールで開かれ、都内41区市の被爆者の会と東京原水協の代表119人が参加しました。
48回目となった2010年の「つどい」では、最初に、「世界にこだましあう核兵器廃絶の声」と題して、日本原水協の赤松宏一代表理事が、圧倒的な人びとの要求と運動で国際社会を動かしてきた原水爆禁止運動の成果について講演。東友会の山本英典副会長が「被爆者運動のこれから」と題して、原爆症認定集団訴訟で「基金法」が成立した以後の動きと今後の展望について報告しました。
つづいて東京原水協の石村和弘事務局長が、被爆者の年末見舞のための募金を集める地区原水協の運動について報告。東友会の村田未知子事務局主任が、審査基準がさらに広がった原爆症認定の申請を訪問活動の中ですすめてほしいとよびかけた後、41区市379人の被爆者への年末見舞金が都丸哲也東京原水協代表理事から東友会の飯田マリ子会長に手渡されました。
被爆者への見舞金は、都内の各区市の原水協と被爆者地区の会役員の手で、今回も暮れの寒さをついて、被爆者一人ひとりに手渡されました。
「贈るつどい」でよびかけられた原爆症認定申請のすすめは各地区でひろげられ、大田区、江戸川区、八王子市から、報告カードを使って東友会に連絡が届き、さっそく認定申請の準備がすすめられています。