東京都の「被爆者の子」の制度 利用者4000人近くに増える
東京都から「健康診断受診票(子)」を発行されている「被爆者の子(被爆二世)」は毎年増えつづけ、4000人に近づいています。1997年度末で2991人、毎年200人から300人が新規に受診票を取得し、2001年度末には3799人となりました。
「被爆者の子」とは、広島被爆者の実子は昭和21年6月1日以降、長崎被爆者の実子は6月4日生まれた人です。これらの人には国が無料で健康診断を受けられる制度をつくっていますが、東京都は「被爆者援護条例」の施策で国の施策に上乗せして、ガン検診を追加し、被爆者の健康管理手当を受けられる病気にかかったときには医療費の助成もしています。