東友会が相談うけ韓国人被爆者が訪日中に入院、加療中
2002年5月13日から18日まで、在外被爆者への被爆者援護法の適用を求めて韓国の被爆者22人が訪日しました。この一人、李さん(73歳)が、5月18日から代々木病院に入院しています。
肺が悪くて人と一緒に歩くことができない李さんは「東京は被爆国・日本の一番の都市だから、治してもらえると思ってきた」と、行動中の5月15日に東友会の山本英典事務局長に訴えました。翌朝、東京都の吉田文代被爆者援護係長の協力で被爆者手帳をすぐに切り替えることができ、入院となったものです。
主治医の曽根進医師は、「李さんは酸素吸入が必要な状態。帰国後は被爆者手帳が使えず自費になるのでリハビリをしたいが、長期間かかる。韓国でも被爆者の医療費が無料なら、家族に守られながら治療を続けられるのに」と話しています。(相談員・村田未知子)