原爆展をすすめるつどい 「出前で開こう」「打って出ることが大切」
1年間の原爆展への取り組みでの経験を交流し、新しい原爆展企画を成功させるための「第3回原爆展をすすめるつどい」(東京原爆展連絡センター主催)が、2002年2月23日、大塚の豊島区東部区民事務所集会室で開かれ、36人が参加しました。会場には、学校の教員がつくった広島・長崎に投下された原爆の実物大の紙製模型が張り出され、迫力を見せました。
東京原水協の都丸哲也代表理事、東友会の田川時彦会長があいさつし、柴田桂馬・東京原水協代表理事が東京原水協として取り組んだ原爆展の開催状況を報告。都段階で2カ所、23区市で54カ所で開催し、合計で2万人近くが参観したことが集計されました。東友会の取り組んだ原爆展の開催状況と特徴については山本英典東友会事務局長が報告。地区の会からの報告では、26地区で86回271日開かれ、のべ4万3,000人が参観、被爆の証言も44カ所で81回おこなわれました。
2001年の特徴としては、展示に工夫がなされたこと、自治体と被爆者の会、原水協、市民団体が共同主催で2週間も開催したことなどがあげられました。これを受けて、東村山、中野、世田谷、北、西東京などから、「出前で原爆展を開こう」「打って出ることが大切」など、生き生きした報告がありました。横川嘉範東友会副会長がまとめ、飯田マリ子東友会副会長のあいさつで閉会しました。