被爆者相談所および法人事務所
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東友会「新春のつどい」 被爆の惨禍を風化させるな

 東友会の2002年「新春のつどい」が、1月27日に豊島勤労福祉会館でおこなわれ、127人が参加しました。
 田川時彦会長から「東友会の新年の誓い」、西野稔国分会事務局長から「被爆証言」があり、来賓の自民党・樺山卓司都議、民主党・田中卓都議、公明党・桜井良之助・曽雌久義両都議、共産党・井上美代参院議員・曽根はじめ都議・室喜代一氏、生活者ネット・藤田愛子都議があいさつしました。このなかで樺山都議が「被爆者問題は超党派でとり組む課題であり、被爆の事実を風化させてはならない」とのべ注目されました。川田悦子衆院議員と調布市長などのメッセージの紹介、東京被爆者後援会、東都生協、けやきコンサートの会から寄付金の贈呈がありました。

 第2部は、東京地評・安藤英典さんの音頭で乾杯。花柳季寿満師(杉並在住の被爆者・立野季子さん)の日本舞踊に見ほれながら懇談。反核医師の会、原水協、非核の政府をつくる東京の会代表など21人の来賓からの一言メッセージ、27地区81人の被爆者紹介などがありました。
 恒例の「反核カルタ」に2002年は17人から81首が寄せられ、これを東友会副会長2人と来賓8氏が選者となって11首を紹介しました。 こちらも恒例の「反核バザール」には27人から、そうめん、包丁、ふとん、ワインなど新品の不要品88点が商品として提供されました。全商品が完売となり、4万7730円の売り上げとなりました。

並べられたテーブルの席に座る参加者たち。
核兵器廃絶と平和を願い127人が参加した2002東友会「新春のつどい」
会場の壁際に、立って腕を組んで並ぶ参加者たち。
被爆者も支援者も腕を組んで「青い空は」の合唱

選ばれた「反核いろはカルタ」(いろは順)

  • い 遺伝子となりて伝えん幾世代 国分寺・西野稔
  • ろ 老骨は原爆展に余命かけ 練馬・志賀義隆<;/li>
  • は 反核一徹ガンも逃げ出す頑固爺 西野稔
  • ほ 報復でなく反核でたたかう被爆者たち 被爆者後援会・本間美智子
  • り 凛として語り続ける老いのひと 西野稔
  • か 核の傘閉じて光を被爆者に 本間美智子
  • お 幼な友 焼けたマリアに生き写し 西野稔
  • お お迎えは核廃絶までお断り 本間美智子
  • く 苦しみを希望にかえる被爆の証言 東友会・村田未知子
  • こ 懲りもせずまた兵おくる被爆国 足立・砂川三郎
  • し 証言に被爆の実相生き続け 志賀義隆