被爆者相談所および法人事務所
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テロに法の裁きを 報復戦争やめて 東友会などが渋谷で街頭宣伝

 2001年10月16日午後、JR渋谷駅ハチ公前広場で、日本被団協と東友会ほか首都圏の被爆者と東京原水協の人びとによる一時間の街頭宣伝行動がありました。参加したのは、東京、千葉、埼玉の被爆者24人と東京原水協の人びとら36人。宣伝カーとビラによる宣伝のほかに、ブッシュ米大統領、小泉総理あてにハガキを送ろうとよびかけたのが特徴でした。
 宣伝行動は、「無差別大量虐殺の原爆被害を受けた被爆者として、同時多発テロで80カ国5000人を超える人びとが無差別大量に犠牲になられたことを、心からお悔やみする」という宣伝カーの声から始まりました。テロへの怒りが口々に語られ、テロリストたちへの厳正な処罰を求める声が続きました。テロリストたちへの報復として、アメリカ・イギリス軍によって10月8日(日本時間)からアフガニスタンへの空爆が始まったことについては、「テロと無関係の子ども、民間人多数が死傷していることに黙ってはいられない」「軍事力による報復はやめてほしい」「武力による報復には武力による報復がくり返されるだけ。平和的解決を」「国連による法の裁きを求める声を大きくしよう」といった訴えが続きました。日本被団協作成ビラ「原爆被爆者は訴えます。テロも報復戦争もやめさせましょう」は、1,400枚が配布されました。

笑顔で生きられる21世紀がほしい ハガキに若者たちが「願い」

 ブッシュ大統領と、小泉首相宛へのハガキを書いたのは若い男女が多く、そこには、「テロは許せないけど、そのために何の罪もない人びとが殺されたり、犠牲になるのはおかしい」、「世界はアメリカだけのものではない。ウサマ・ビンラディンのものでもない。笑顔で生きられるこれからの世の中を考えてください」などと書かれていました。

横断幕を広げ持って立つ人たち、長机を置いてハガキへの記入を呼び掛ける人たちなど、宣伝参加者。
被爆者の思いを訴える東友会の人びと
呼びかけにこたえて足を止め、ハガキに記入する人たち。
ハガキに記入する青年たち