都庁ロビーで原爆写真パネル展 都民、国内外の旅行者らが熱心に見学
東京都保健医療局と一般社団法人東友会の共催による原爆写真パネル展が、2026年8月18日から21日まで、東京都庁第一本庁舎1階展示スペースで開催されました。これまでも、東友会の単独主催では都庁内(展望室)で原爆展が開かれたことはありましたが、東京都と東友会が共催して都庁内で開催するのは今回が初めてです。
会場では、広島市平和記念資料館から借用した原爆写真パネル10枚を展示。原爆投下直後の広島・長崎の街並み、やけどを負った人びとの姿、熱線・火災・爆風・放射線による被害のようす、被爆者自身が描いた絵など、被爆の実相を伝える内容となりました。会場入口には「原爆写真パネルの展示」と題したボードを掲げ、展示の趣旨と、被爆の記憶を次の世代へ継承していく思いを来場者に伝えました。
会場は人通りの多い一角にあり、庁舎を訪れた都民や旅行者に加え、海外からの観光客の姿もあり、真剣な表情でパネルに見入っていました。なかには、「なぜ原爆が落とされたのか」と、説明にあたった被爆者に質問する人もあり、昼休みには都庁で働く職員の姿も数多く見受けられました。
初日には、広島市東京事務所の山本雅英所長、東京都の被爆者援護担当・浜崎省吾課長も来場し、それぞれ挨拶しました。東友会からは、家島昌志代表理事をはじめ執行理事・事務局員らが連日参加。東京都の被爆者援護担当職員と力を合わせて会場の設営や見学者への説明にあたりました。
東友会はこれまでも、地区の会ごとに各地で原爆展を開催してきましたし、戦後80年となった昨夏は、東京都生協連と協働し、東京都や中野区の後援も受けて、東京都生協連会館(中野区)で原爆パネル展を開きました。
マスコミの取材に応じた家島代表理事は、「夏休み中ということもあり、時宜を得た展示ができた。少しでも原爆の悲惨な状況を世界に広める一助となれば」と語っていました。
連日厳しい暑さが続く中でしたが、東京都の服部記代子課長代理など職員の機敏な対応もあって、大きなトラブルもなく無事に会期を終えることができました。