被爆者相談所および法人事務所
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東京都原爆犠牲者追悼のつどい 被爆者は死んでも死にきれない

 東京都が主催し、一般社団法人東友会が実施主体となっている「2026年度(令和8年度)東京都原爆犠牲者追悼のつどい」が7月26日、葛飾区のテクノプラザかつしか大ホールで開かれ、都内に住む被爆者や遺族、支援の人びと220人が参列しました。
 開会にあたり、参列者全員で黙祷を捧げたあと、小池百合子東京都知事が式辞を述べ、「今日の平和が、原爆の犠牲とご遺族のご苦労の上に築かれたものであることを、確かに語り継いでいかねばなりません」と語りました。
 続いて、家島昌志東友会代表理事が挨拶。唯一の戦争被爆国である日本政府が核兵器禁止条約に背を向け続けていることを厳しく批判し、「核兵器廃絶はもとより、国の償いを求める運動が結実しなければ、私たちは死んでも死にきれません」と、切実な思いを訴えました。
 東京都議会の増子博樹議長、広島市長代理の山本雅英広島市東京事務所長、長崎市長代理の渡辺清英長崎市東京事務所長、青木克德葛飾区長がそれぞれ追悼のことばを述べました。
 都民・参列者を代表して、東都生活協同組合の橋本好美副理事長が「核兵器禁止条約の枠組みへの参加を政府に求めるとともに、被爆者の体験や思いを次の世代に語り継いでいくことを誓う」と述べました。
 その後、原爆死没者名簿に記載された名前が読み上げられるなか、参列した来賓、遺族、被爆者、都民が一人ひとり献花をおこないました。
 「つどい」の最後に、映像と語りとして、町田市の被爆者の会「町友会」会長で東友会執行理事の興田茂さんが、「被爆体験の記憶がない胎内被爆者の証言」と題して、当時の記録や家族の証言をもとに講演しました。
 会場では、2026年の「生命もてここに証す」の冊子が配布されました。

会場前方に天井から下げられた大きいスクリーンに「慰霊碑」の写真が投影されている。スクリーンの手前に、スクリーンに向かって立って手元の紙を読み上げている人がいる。参列者たちが並べられた椅子に座ってそれを聞いている。
厳粛な雰囲気のなか、挨拶、献花などがおこなわれました
開場前方、一般の参列者と少し斜めに向き合う形で並べられた椅子に座る、都知事をはじめとした来賓者のみなさん。
来賓席のみなさん

慰霊碑献花式 雨中の式典に献水の思いも

 「原爆犠牲者追悼のつどい」に先立ち、葛飾区青戸平和公園にある東友会の原爆犠牲者慰霊碑への献花式が、「つどい」実行委員会の主催でおこなわれ、被爆者や遺族、支援団体の人びとなど81人が参加しました。
 例年は炎天下での献花式でしたが、2026年は途中から雨が降り出し、参加者はずぶ濡れになりながら、式は最後までおごそかな雰囲気のなかでとりおこなわれました。
 東友会の慰霊碑は1967年の建立以来59年、葛飾区の厚意で青戸平和公園に移設した2012年から14年を迎えました。

慰霊碑の手前に、慰霊碑を挟む形で並ぶ献花式参加者たち。みな傘をさして立っている。
献花式後に慰霊碑前で
慰霊碑に向かって手を合わせる人と、隣で慰霊碑に向かって少し頭を下げるようにした人が写っている。2名とも傘をさしている。慰霊碑には花束が置かれている。
降り出した雨のなか慰霊碑に献花

「追悼のつどい」「慰霊碑献花式」にご参列いただいた方がた(敬称略・順不同)

 2026年度の「追悼のつどい」と「慰霊碑献花式」には、国・都・区の議員、自治体関係者をはじめ、各界から多くの皆様にご参列をたまわりました。紙幅の都合で、遺族・被爆者以外の来賓を掲載し、お礼に代えさせていただきます。また、実行委員会構成団体の東京都生協連、東京原水協、おりづるの子、東友会の方がた、主催者である東京都保健医療局の職員の方がたも割愛させていただきました。ご容赦ください。

  • 小池百合子(東京都知事)
  • 増子博樹(東京都議会議長)
  • 大森江里子(衆議院議員・中道改革連合)
  • 吉川里奈(衆議院議員・参政)
  • 石井苗子(参議院議員・維新)
  • 牛田茉友(参議院議員・国民民主)
  • 山添拓(参議院議員・共産)
  • 保坂まさひろ(都議会議員・都民ファ)
  • 平田みつよし(都議会議員・自民)
  • 竹井ようこ(都議会議員・立憲ミネ無)
  • 北口つよし(都議会議員・公明)
  • 大山とも子(都議会議員・共産)
  • ときざき直行(都議会議員・国民民主)
  • 望月まさのり(都議会議員・参政)
  • 上田令子(都議会議員・自由守る会)
  • 漢人あきこ(都議会議員・無〈グリーン〉)
  • さとうさおり(都議会議員・無〈や会〉)
  • 山本雅英(広島市東京事務所長)
  • 渡辺清英(長崎市東京事務所長)
  • 河村孝(三鷹市長)
  • 川北直人(江東区議会議長)
  • 西村ちほ(目黒区議会議長)
  • 森たかゆき(中野区議会議長)
  • 青木博子(北区議会議長)
  • 田中しゅんすけ(板橋区議会議長)
  • 星京子(豊島区議会副議長)
  • 青木克德(葛飾区長)
  • 梅沢とよかず(葛飾区議会議長)
  • 細木まこと(葛飾区議会副議長)
  • 秋家聡明(葛飾区議会議員・自民)
  • 秋本とよえ(葛飾区議会議員・自民)
  • 安西まさのぶ(葛飾区議会議員・自民)
  • 清水こういち(葛飾区議会議員・公明)
  • 下山しんいち(葛飾区議会議員・公明)
  • 小山たつや(葛飾区議会議員・公明)
  • かくお誠一(葛飾区議会議員・公明)
  • おおやけい子(葛飾区議会議員・公明)
  • 岩田よしかず(葛飾区議会議員・公明)
  • 早川はるよ(葛飾区議会議員・公明)
  • うてな英明(葛飾区議会議員・区民連合)
  • 中村けいこ(葛飾区議会議員・区民連合)
  • 中江秀夫(葛飾区議会議員・共産)
  • 片岡ちとせ(葛飾区議会議員・共産)
  • 木村ひでこ(葛飾区議会議員・共産)
  • 中村しんご(葛飾区議会議員・共産)
  • 沼田たか子(葛飾区議会議員・みらい葛飾)
  • かわごえ誠一(葛飾区議会議員・かつしか立憲)
  • 土田あきら(葛飾区議会議員・かつしか立憲)
  • 岩見なつよ(葛飾区議会議員・無所属)
  • 広田さくら(葛飾区議会議員・無所属)
  • 菅野隼人(葛飾区議会議員・無所属)
  • 秋山純(東京都生協連)
  • 樽井美樹子(東京都生協連)
  • 安岡淳一(東京都生協連)
  • 篠田栄子(東京都生協連)
  • 原田苗子(東京都生協連)
  • 大田敬子(東京都生協連)
  • 吉村真由美(東京都生協連)
  • 奥山佐和子(東京都生協連)
  • 日高元子(東京都生協連)
  • 伊藤博光(東京都生協連)
  • 池田智子(東京都生協連)
  • 星野綾子(東京都生協連)
  • 石原裕(東京都生協連)
  • 齋藤惠子(東京都生協連)
  • 小浦道子(東京都生協連)
  • 橋本好美(東都生協)
  • 木藤優子(東都生協)
  • 川名明子(東都生協)
  • 永谷聖子(東都生協)
  • 志牟田美佐子(東都生協)
  • 平田眞弓(東都生協)
  • 三橋丈晴(パルシステム東京)
  • 松本久仁子(パルシステム東京)
  • 池田いづみ(パルシステム東京)
  • 大井康成(コープみらい)
  • 堤本亜希子(コープみらい)
  • 加瀬和美(生活クラブ生協)
  • 矢島渉(葛飾医療生協)
  • 鈴木和美(葛飾医療生協)
  • 内藤雅義(弁護士)
  • 向山新(反核医師の会)
  • 塚本晴彦(中野共立病院)
  • 市田真理(第五福竜丸平和協会)
  • 菅野勝祐(葛飾区区労連)
  • 伊澤智(東京地評)
  • 佐藤学(日本原水協)
  • 慶野靖幸(東京原水協)
  • 市川順子(東京原水協)
  • 北山征一(東京原水協)
  • 細谷正幸(東京原水協)
  • 山根浩(東京原水協)
  • 本間憲史(東京原水協)
  • 奥屋正子(東京原水協)
  • 小川講平(世田谷原水協)
  • 井上昭(葛飾原水協)
  • 八木良広(昭和女子大学)
  • 村上美奈子(立正大学)
  • 加藤千鶴子(新婦人葛飾)
  • 永堀トミイ(新婦人葛飾)
  • 和泉なおみ(一般)
  • 後藤めぐみ(一般)
  • 水谷利江(一般)
  • 佐藤優(一般)
  • 田辺清二(衆議院議員大森絵里子秘書)
  • 加藤義直(参議院議員塩村あやか秘書・立憲民主)

「生命もてここに証す」2026年度版を刊行

 東友会は2026年も「追悼のつどい」にあわせて、「生命もてここに証す」2026年度版(B5判40ページ)を刊行しました。
 今回は、近年亡くなった3人の被爆者の手記と、東友会35年史『被爆者の死と生』から、遺族が書いた死没者の記録「平和への遺言」の抜粋を掲載しました。原爆死を見つめるうえで、貴重な一冊です。
 同冊子を希望される方は、東友会まで。

「生命もてここに証す 2026年度版」の文字の下に、「追悼のつどい」の写真がある。写真では、参列者が着席し、慰霊碑が投影されたスクリーンの前に立って話す人のほうを向いている。写真の下に、刊行日と「一般社団法人 東友会」の文字がある。
「生命もてここに証す」2026年度版表紙