原爆死について学び、語り合う交流会 被爆二世が叔父の手記をもとに証言
2026年7月26日、「追悼のつどい」のあと同じ会場で「原爆死について学び、語り合う交流会」が開かれ、80人が参加しました。主催は追悼のつどい実行委員会です。
今回は、東京被爆二世・三世の会「おりづるの子」運営委員の中村尚子さんが、「爆心地近くで家族4人を亡くして」と題して講演。叔父・馬渡郁雄さんが遺した手記をもとに、長崎で被爆した祖父一家の体験を紹介しました。
祖父の馬渡久吉さんは、爆心地から約700メートルにあった山里国民学校の校長。被爆4日後に息を引き取りました。祖母と当時14歳の妹、9歳の弟の3人は消息がわからず、遺体も見つかりませんでした。一度に家族4人を失った郁雄さんは、長く体験を胸にしまっていましたが、1987年に初めて証言しました。
中村さんは、叔父自身の言葉として語る形で証言を再現し、「長崎を最後の被爆地に」という願いを伝えました。
参加者からは、「原爆が非人道兵器であることをあらためて学んだ」などの感想とともに、平和学習に取り組む小学校教員からは「今日の話は子どもたちにも聞かせたい」との声が寄せられました。