東友会相談員研修会・交流会 被爆者の高齢化をふまえ議論
東友会は2022年9月4日、東京都の委託事業である相談員養成研修会を開催。あわせて毎年おこなっている地区相談員の交流会もおこない、都内13地域から25人が参加しました。
午前は、第1テーマの「介護保険制度と被爆者の介護手当」について、的早克真相談員が説明。介護保険制度そのものが年々分かりにくくなっており、「被爆者の制度」との併用も単純ではなく、被爆者の相談員が介護保険制度のあらましを知っておくことが大切と話しました。
お弁当を食べながら楽しく交流したお昼休みをはさみ、午後は第2テーマ「地区相談員が知っておきたい被爆者の制度の手続きと東京都の被爆二世の施策」と題して、村田未知子主任相談員が実際の書類の見本を示しながら分かりやすく説明しました。
第3テーマは経験交流。各地区の相談活動の経験や現状を、参加者全員が発言しました。地域の被爆者を支援している工夫やアイデア、相談する側もされる側も高齢になっていることの困難など、リアルな現状が報告され、今後も各地区が支え合いながら相談活動を進めようと確認し合いました。