原爆症認定 ケースbyケース
「東友」7月号で紹介した後、東友会を通じて原爆症認定申請を提出した被爆者のうち3人が認定され、1人が却下されましたので紹介します。申請病名と認定病名が違う場合は認定病名を、厚生労働省から照会があった場合はその内容を追記します。(2022年7月16日から9月15日)
認定
申請病名 | 性別 | 被爆時年齢 | 被爆状況 | 申請年月ほか |
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胃がん・肺がん | 男性 | 1歳 | 長崎8月10日入市 | 2022年3月申請、照会2回:(1)腫瘍細胞診検査の結果・輸血記録・緩和療法のみとした際のカルテの写し・直近の病状、(2)前回の緩和療法とした際のカルテの写しの再提出・転院先への診療情報提供書の写し。 |
子宮頸がん | 女性 | 1歳 | 長崎3.0キロ直爆 | 2022年4月申請、照会1回:手術記録の写し・放射線治療の照射日、照射範囲、線量が確認できる資料・化学療法の薬剤名、実施日、用法用量が確認できる資料(レジメン):提出資料72枚 |
右腎盂がん (認定病名・尿路上皮がん) | 男性 | 4歳 | 長崎8月10日入市 | 2022年6月申請、照会なし。 |
却下
申請病名 | 性別 | 被爆時年齢 | 被爆状況 | 申請年月ほか |
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肺がん 却下理由:要医療性 | 女性 | 17歳 | 長崎3.0キロ直爆、8月10日から入市 | 2021年6月申請、照会4回:(1)病歴が記載されている書類・CT検査結果の画像データ・腫瘍マーカーの値・経過観察の状況と処方がある場合は内容、(2)腫瘍マーカー値の追加、胸部X線検査の全データ、(3)経過観察のための胸部X線検査の全データと画像診断報告書・結果説明と治療方針について掲載されたカルテの写し・申請疾病に対しておこなった検査、(4)提出済のCT画像データに関する診断報告書、経過観察が確認できるカルテの写し |