被爆者相談所および法人事務所
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原爆症認定 ケースbyケース

 「東友」2月号で紹介した後、東友会を通じて原爆症認定申請を提出した被爆者のうち4人が認定されましたので紹介します。申請病名と認定病名が違う場合は認定病名を、厚生労働省から照会があった場合はその内容を追記します。(2022年2月11日から3月10日)

認定

申請病名性別被爆時年齢被爆状況申請年月ほか
甲状腺機能低下症女性1歳長崎直爆2.0キロ2021年9月申請。照会4回:申請者宛―申請書記載病名と医師の「意見書」記載の病名一致。医師宛―(1)甲状腺機能低下症の病歴、各種検査結果、治療を開始した根拠、治療薬投与の増減の記録など9項目。(2)通院開始時からの検査結果報告書など4項目。(3)書類が残っていないとの医師の回答に対して、現存しない経緯と理由・照会が多く医師との関係悪化。転医。
前立腺がん男性2歳広島8月9日入市2021年10月申請。照会1回:腺がんとの確定診断の証明があるにもかかわらず、さらに詳細な検査報告。最初に放射線治療の内容1カ月分を添付するも、終了時までのすべての照射録を要求など。
下咽頭がん男性胎内被爆広島1.5キロ直爆2021年10月申請。照会1回:医師宛―扁平上皮がんとの確定診断とPETでの多発転移の証明があったが、内視鏡検査の報告、検査報告書の提出と「意見書」記入の病名の一致、治療内容の詳細など。
前立腺がん男性6歳広島2.0キロ直爆2021年11月申請。照会1回:医師宛―申請時は未治療であったため、具体的な治療内容、直近までの検査結果。