葛飾区が青戸平和公園で献水 コロナ制限のなかでも慰霊の志
葛飾区は2020年も8月3日に区立青戸平和公園で広島・長崎から植樹したクスノキとクロガネモチへの献水式をおこないました。それぞれの木は、被爆後の両市で最初に芽吹いたと言われています。
献水には、青木克德区長、葛飾・葛友会(葛飾区の被爆者の会)の奥田萩子会長などが参加。少人数ながら厳粛に執りおこわれました。
しかし残念ながら、1990年から毎年、区と葛友会が主催してきた「平和祈念のつどい」と、区長や区議会議員の広島・長崎平和式典への参列は、コロナ禍の影響で中止されました。
葛友会は独自に
葛飾・葛友会(葛飾区の被爆者の会)は2020年も両市に代表を派遣。代表として広島・長崎に行ったのは福瀬芳子事務局長と夫の福瀬善男さんでした。二人は、広島・長崎両市で東友会の村田未知子業務執行理事とともに行動しました。
葛友会は、広島・長崎両市の平和公園内に、青戸平和公園と同じクスノキ(広島)とクロガネモチ(長崎)を植樹しています。広島・長崎両市で福瀬夫妻は、平和式典の後に植樹した木に献水をおこない、これには葛飾区が職員を派遣して協力し、東友会の代表も参加しました。