被爆者相談所および法人事務所
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ヒバクシャ国際署名をすすめる都民のつどい
原爆が人間に何をしたかを学ぶ

 2019年11月22日、「ヒバクシャ国際署名をすすめる東京連絡会」が主催する「都民のつどい2019」が、中野区の東京都生協連会館で開かれ、悪天候の中でしたが、都内各地から約80人の被爆者や支援者が参加しました。
 東京うたごえ協議会の大熊啓さんのギター演奏と歌でオープニング。司会は東都生協の石渡由美子さんでした。
 最初に、「『あの日』のヒロシマから世界に」と題して、5歳で被爆した府中市の仲伏幸子さんが、母親を失った人生について30分にわたって映像を使って証言。感動的な内容が参加者の共感を呼びました。
 そのあと、ヒバクシャ国際署名全国キャンペーンリーダーである林田光弘さんが「被爆者の声を世界に」と題して講演。核兵器廃絶を訴えて今日までに国連に提出した1000万人を超える署名の意味と、核兵器禁止条約の採択を後押ししたその役割について、映像を交えて分かりやすく解説し、参加者は大いに得心がいった様子でした。
 引き続き、ヒバクシャ国際署名を広げる運動に取り組んできた東京連絡会の団体のなかから、生協パルシステム東京の戸谷彩さん、東京保健生協の香取三恵子さんが、この1年間の取り組みについて発表。フロアからは、ヒバクシャ国際署名推進ねりま連絡会や新日本婦人の会東京本部などからも発言がありました。
 プログラムの最後に、東友会の家島昌志代表理事が、国際署名をさらに広げて、日本政府が核兵器禁止条約に署名することを求める集会アピール文案を読み上げて紹介し、満場の拍手で採択されました。
 集会の締めくくりは、再び大熊啓さんの登場。東友会結成25周年に合わせてシンガーソングライターの梅原司平さんが作詞・作曲した「折り鶴」を、大熊さんの歌唱指導により全員で大合唱。大きな盛り上がりで元気を充電して、さらなるヒバクシャ国際署名の推進を胸に誓いながら、つどいは閉会しました。

「ヒバクシャ国際署名」とは

 2016年4月、日本と世界各国に住む被爆者が共同して呼びかけた「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」のこと。略称が「ヒバクシャ国際署名」。2019年10月29日現在、署名総数は1051万7802人分。賛同署名した自治体首長は1200人を超えます。
 こうした草の根からの運動の積み重ねと、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)など若い世代の活動により、2017年7月、国連で核兵器禁止条約が採択されました。現在、批准国は34カ国。50カ国の批准で条約が効力を発揮するようになります。
 一方、核保有5大国(米英仏露中)をはじめ、日本政府はこの条約に背を向けて参加を拒否。米国のトランプ政権は小型核など「使える核兵器」の開発・配備を推進し、日本政府はこうした米政権の政策を支持して「核の傘」の下にいることを積極的に評価しています。

投影用スクリーンのある部屋、参加者たちが着席して話を聞いている
「核兵器をなくそう」という共通の思いで集まった人たち
席について各団体の報告を聞く参加者たち。左手前に写っている参加者がスマートフォンで撮影している
参考になる報告を写真に撮ったり
世界地図の描かれた布を広げて参加者に示しながら活動報告する参加団体。布は縦2メートル近く、横は2メートルほど。地図上、核兵器禁止条約を批准した国の上に国旗と国名が描かれている
署名活動の発表も多彩に