都議会厚生委員会 東友会の委託事業に関する請願が趣旨採択
高齢被爆者、被爆二世への支援の重要性を強調
2018年2月20日、東京都議会の厚生委員会が開かれました。東友会から被爆者と被爆二世、事務局員の9人が傍聴しました。当日の委員会は都民にとって関心の高い議題が多く、定員の倍近い人が傍聴にきており、傍聴席の増加を決議してもらい、委員会開始ギリギリで入室できました。
東友会が提出した、「高齢化・病弱化がすすむ原爆被爆者の実情に見合った委託事業費を求める請願」は、請願審議の冒頭で論議されました。質疑の最初に公明党の古城将夫都議が「高齢になった被爆者への支援の必要性はますます高まってきている。東京都はそのことを認識していますか」と鋭く質問。東京都の福祉保健局保健政策部長から「しっかりと認識しています」との答弁がありました。続いて、共産党の藤田りょうこ都議が、被爆者・被爆二世、家族の現状を克明に報告、「被爆者・被爆二世・家族の抱えている困難や不安への対応がますます必要となっている」と、詳細な意見陳述をおこないました。採択では全委員から「異議なし」の声が力強くあがり、全会一致で趣旨採択となりました。この請願は本会議に送られ審議・採択されます。
閉会後、傍聴に参加した全員で公明党控室を訪問して古城都議に会い、本質を突いた質問に感謝を述べ、懇談しました。次いで共産党都議団を訪問。藤田都議と被爆二世で厚生委員会副委員長の和泉なおみ都議とも懇談しました。