ノーモア・ヒバクシャ広島訴訟 地裁が全員敗訴の不当判決
2017年11月28日に判決が言い渡されたノーモア・ヒバクシャ広島訴訟は24人が提訴していましたが、2013年に国が審査基準を見直し、12人が原爆症と認定されていました。残った12人への判決は、全員の「放射線起因性」を認めないという、被爆地の裁判所とは思えない不当判決。これまでの被爆者救済の流れに逆行するものとなりました。
判決は、これまでの判決では考えられない程、異様な内容。心筋梗塞や甲状腺機能低下、白内障の原爆症認定を求める原告に、「加齢や生活習慣での発病の疑いがある」「放射線被曝を理由とするのは医学的に不自然、不合理」「申請している病気は発症していない」「治療が必要ではない」などの理由をつけました。広島原告団は、11人について控訴し、たたかいを続けています。