被爆者相談所および法人事務所
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テーマは「被爆者の生き方と生きがい」 充実した地区相談員交流会

園田医師の講演と懇談、参加全地区からのリアルな報告など

 東友会相談事業委員会が2016年7月23日に「地区相談員交流会」を開き、19区市から47人が参加しました。午前は「地区相談員が見た被爆者の生き方」のテーマで、地区相談員の活動を交流し合いました。訪問相談などで被爆者の実生活にふれ、その生き方に相談員が励まされたという報告、訪問が必要な被爆者の自宅を地図に記入して分担して訪問、病院と連携して休日に被爆者集団健診を30年継続しているなど、参加した全区市から生き生きした報告が続きました。
 午後は、東友会の的早克眞相談員が、被爆者が介護保険を利用するときのポイントを分かりやすく説明。続いて今回のメインテーマ、東友会の顧問医でもある園田久子医師による「被爆者外来30年の診察室で知った被爆者の生きがい」。園田医師は映像を使いながら、医師を志したきっかけから被爆者との出会い、原爆被害とたたかう被爆者の「独特の強さ」についてなど、ユーモアも織り交ぜて講演。その後、用意した茶菓子をつまみながら、園田医師を囲んだ懇談が1時間続きました。
 今回は感想文も多数。交流会で理解できたことを5項目の相談員の心構えと3項目の今後の問題点に整理した人、「地区相談員の活動が見えた」「介護問題を家族に知ってもらうことが大切」「園田先生の温かいお心が伝わってきた」「地区の人をもっと大事にしなければと思った」などの声が寄せられました。

広い会議室、つなげて並べられた机に座り、資料を見ながら話を聞く参加者たち。
中身が濃かった交流会
園田久子医師