被爆二世が交流会 二世の会発足に向けて準備開始
親の体験、自身の病気、これからの願い……
2012年4月25日、湯島第二会館(東京・文京区)で、東京在住の被爆二世13人が集まり、交流会を開きました。これは東友会事務局がよびかけたものです。
参加者は、ほとんどが初対面という顔ぶれでしたが、親の被爆体験とその後、自身の乳ガンや甲状腺ガンなど健康不安と対策、新たに始まる原爆症認定東京訴訟の原告となる二世の思い、証言活動への地道な取り組みなど、さまざまな体験や意見を率直に交換することができました。
全国の被爆二世を10年間撮り続け、2012年の8月には東京で写真展を開催するカメラマンの吉田敬三さんからは、兵庫、山口、松江、鹿児島、福岡、佐賀の各地での被爆二世の会の設立や活動の現状が紹介されるなど、豊富な情報を交えた話し合いとなりました。
こうした交流を今後とも続けたいという声が多く、東京被爆二世の会(仮称)を作ることで参加者の意見が一致し、2012年7月に次回会合の開催を目指して、会則や連絡体制などの準備を進めることなどを取り決めました。
当面は、年2~3回の会合を重ね、毎回テーマを決めて、被爆二世としての体験交流や知識、情報の摂取を重ねていきたいと考えています。(二世の会準備会事務局・吉田みちお)
東友会は、被爆二世のみなさんの会づくりを支援することにしています。東京都内に住む二世と三世で、二世の会準備会からの連絡を希望する方は東友会にご一報を。