原爆症認定ケースbyケース

　「東友」11月号で紹介した後、東友会を通じて原爆症認定申請をした被爆者のうち2人が認定され1人が却下されましたので紹介します。（2011年11月19日から12月15日）
　東友会を通じた申請で現在原爆症認定の審査結果を待っている人は61人、この人びとの申請期間は、2008年5月から2011年11月末まで。却下処分に対して33件の異議申立を被爆者と遺族が提出しています。

認定

申請病名	性別	被爆時年齢	被爆状況	申請年月ほか
大腸ガン	女性	17歳	広島2.0キロ直爆	2011年2月提出。
前立腺ガン	男性	1歳	長崎8月12日入市	2011年3月申請。

却下

申請病名	性別	被爆時年齢	被爆状況	申請年月ほか
ボーエン病（皮膚ガン）	女性	16歳	長崎1.7キロ直爆	2009年8月申請。国は2年も審査を留め置き、申請時の書類で即座に判断できたはずの「申請時に治療が不要だった」と「要医療性」で却下しています。