被爆者相談所および法人事務所
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東友会新春のつどい 被爆者とみんなの願いを前進できる1年に

生き残った者の使命として精一杯がんばろう

 東友会恒例の「2011年新春のつどい」が豊島区勤労福祉会館で開かれ、2010年につづいて前年を上回る125人が参加しました。
 黙祷ではじまったつどいの最初は飯田マリ子会長があいさつ。日本被団協の田中煕巳事務局長が「生き残った者の使命として……『いのち』への償いもとめて」と題して、2011年からあらためて原爆被害への国家補償を求める被爆者運動を展開する日本被団協の運動について講演しました。
 つづいて、伊藤正信中野区議会議長をはじめ各党の代表が核兵器廃絶や国と東京都政での被爆者と被爆二世の援護にふれながらあいさつ。民主党から初鹿明博衆院議員と泉谷つよし都議、自民党は樺山たかし都議、公明党は高木美智代衆院議員、長橋桂一・大松あきら両都議、共産党は笠井あきら衆院議員と大山とも子都議、都議会生活者ネット・みらいは西崎光子都議、社民党からは浅田保雄文京区議が参加しました。

田中煕巳日本被団協事務局長
伊藤正信中野区議会議長
初鹿明博衆院議員(民主)
樺山たかし都議(自民)
高木美智代衆院議員(公明)
笠井亮衆院議員(共産)
西崎光子都議(生活者ネット)

 第二部は、原爆症集団訴訟東京医師団で活躍中の向山新医師による乾杯の後、東友会顧問医の園田久子医師、東京反核医師の会、東京地婦連、東京原水協、東都生協、けやき平和コンサートの会、キリスト者平和の会、東京非核政府の会、東京平和委員会、東京空襲犠牲者遺族会、都教組など、東友会を支える支援団体の代表27人から寄金の授受やあいさつがありました。
 参加した被爆者75人は、都内3カ所にわけたブロックごとに、工夫をこらした童謡や歌謡曲などを合唱。事務局員の企画による「年男年女のパフォーマンス」は、卯年と寅年、辰年生まれの参加者がウサギの耳をつけて跳ねながら合唱し、会場を沸かせました。
 受付などに「東友会メイト」の被爆二世や生協組合員がボランティアで協力。裏方の仕事で大活躍でした。
毎年、物品提供を受けておこなう「反核バザール」は、事業部や東友会理事が奮闘し27人から115点が出品され、5万2700円の寄付が寄せられました。

会場前方に立って並んでいる人たちと、テーブル席に座っている人たち。
被爆者の願いを次代に引き継ぐため2011年もがんばろう