被爆者相談所および法人事務所
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原爆症認定集団訴訟原告の中山勇榮さん 「原爆被害者の墓」へ納骨

 2011年1月29日、「原爆被害者の墓」に、原爆症集団訴訟東京第1次原告として活躍した中山勇榮さんの遺骨が埋葬されました。この墓は、有志が身寄りのない被爆者と遺族のために八王子市高尾の東京霊園に建立したもの。
 2010年12月16日にくも膜下出血のために急死した中山さんは享年80歳。2003年9月に、「頚部有痛性瘢痕」を原爆症と認定するよう求めて集団訴訟に参加しました。中山さんが被爆したのは長崎の爆心地から1キロの地点。そのときに刺さったガラス片を手術した後がケロイドになり、動かすたびに痛みがありました。
 中山さんは地裁で勝訴しましたが認定されず、2009年5月高裁の勝訴判決の翌月にようやく認定されました。

喪服を着て墓の前に集まった人たち。一人が前に立って手を合わせている。僧侶の姿もある。
「原爆被害者の墓」の前で納骨式