被爆者相談所および法人事務所
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第5回浅草ウォーク 「尊い命とそうでない命があるのか」

国は「いのちへの償い」を 戦争をくり返さない証を求め集会と行進

 すべての戦争被害者に国家補償を求めて、毎年10月に浅草をパレードしている「浅草ウォーク」。2010年も東友会、東京空襲犠牲者遺族会、サークル「和・ピースリング」で構成する実行委員会が主催し、10月24日におこなわれ、100人が参加しました。
 日本被団協を中心に被爆者が、被爆者援護法で実現していない原爆死没者への国家補償=「いのちへの償い」を求める運動を開始したこと、2010年8月に「全国空襲被害者連絡協議会(全国空襲連)」が結成され、空襲被害への国家補償を求めていることから、2010年のメインスローガンは「尊い命とそうでない命があるのか」。このスローガンのもとに2010年よびかけた「折り鶴」は、全国から3万羽以上が届き、千羽鶴や首飾りにつなげられました。
 集会では、「浅草ウォーク」の歩みがスライドで紹介された後、「全国空襲連」共同代表の一人でジャーナリストの前田哲男さんが「差別なき戦後補償運動の意義」と題して講演。日本被団協の山本英典事務局次長と全国空襲連の星野弘運営委員長が、被爆者と空襲被害者の運動を紹介。
 集会後参加者は、浅草寺の周囲の目抜き通りを、折り鶴の首飾りや千羽鶴を掲げながら行進。店の中から手を合わせる人や歩道に出てきて手を振る人の姿もありました。

「尊い命とそうでない命があるのか?」「空襲被害者に国の償いを」と書かれた横断幕を先頭に掲げて進む行進。千羽鶴、文字の書かれた傘、旗などを持っている人もいる。
「すべての戦争被害に国の償いを」。折り鶴をかかげて行進
並べられた机に着席し、壇上からの発言を聞く参加者たち。東友会のたすきを掛けた被爆者もいる。
屋内での集会も充実