被爆者相談所および法人事務所
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東友会慰霊祭と追悼のつどい 被爆者が生きているうちに核兵器廃絶を

被爆65年目の夏に誓い合う

 東友会は2010年8月1日、第46回東京都原爆犠牲者慰霊祭と2010年度「原爆犠牲者追悼のつどい」を、品川区・東海寺の原爆犠牲者慰霊碑前で挙行しました。
 慰霊祭は、開式をつげる打鐘五声につづいて、東海寺の加藤正念住職と品川仏教会の導師による読経と死没者の名前が詠み上げられるなか、参列者が焼香。山本英典副会長が、NPT再検討会議の成果などにふれて「慰霊のことば」を朗読しました。
 「追悼のつどい」では、飯田マリ子会長が被爆者の実態にもふれながら主催者あいさつ。都知事、広島市長、長崎市長のメッセージが紹介されたあと、和田宗春都議会議長が弔辞をのべました。現職の都議会議長の慰霊祭参列は3人目ですが、和田議長は都議としても何度も東友会の慰霊祭などに参加し被爆者を励ましてきました。
 2010年、都民を代表して弔辞をのべたのは、キリスト者平和の会原爆被爆者救援部の掘甲子さん。掘さんはクリスマスの時期などに街頭などで被爆者救援の募金を訴え、身寄りのない被爆者などを半世紀以上支えてきた立場から、核兵器廃絶への願いと敬虔な祈りを慰霊碑に献げました。
 政党からは、都議会を構成する全会派の代表が参列。民主党からは花輪ともふみ・佐藤由美都議など、自民党から毎年参列される樺山たかし都議ときたしろ勝彦都議など、公明党は山口那津男代表と高木美智代衆院議員と伊藤興一・大松あきら都議などが、共産党からは田村智子参院議員とかち佳代子都議など、都議会生活者ネット・みらいからは星ひろ子都議が参加。各党代表が到着順に、弔辞と核兵器廃絶への決意を述べました。
 遺族代表の横川美枝子さんは、6月に亡くなった東友会前会長・横川嘉範氏が、常に死と向き合い、人生を5年で区切りながら生きてきたこと、核兵器廃絶への強い願いを地域でも広げていたことを紹介。「国連NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議で伝えた原爆死没者たちの思い」では、東友会が5月に派遣した代表の長岡和幸(団長)、上田紘治、田邉俊三郎、仲伏幸子、畑谷由江、蒔添安雄の各氏が、現地で伝えた原爆死没者に関する証言を再現し、感動を呼びました。

i慰霊碑前にしつらえられた献花台を前に並ぶ参列者たち
品川・東海寺にある原爆犠牲者慰霊碑に祈る参列者たち
都民代表あいさつ
掘甲子さん
遺族代表あいさつ
横川美枝子さん
東京都の広松恭子疾病対策課長
広島市の谷本睦志東京事務所長
長崎市の神近宣博東京事務所長
東京都議会の和田宗春議長
民主党の花輪ともふみ都議
自民党の樺山たかし都議
公明党の山口那津男代表
共産党の田村智子参院議員
生活者ネットの星ひろ子都議