お花見平和のつどい 核廃絶への願いを花の下で交流
2010年4月4日、「お花見平和のつどい2010」が第五福竜丸展示館前の広場で開かれ、140人が参加しました。10回目となるこの「つどい」は、市民運動の力で第五福竜丸のエンジンが船体の展示館前に設置された翌年から毎年、東友会と東京地婦連、東京都生協連、主婦連、都地消連、日本青年団、第五福竜丸平和協会、東京原水協の8団体が共催しています。
エンジンの隣りに植樹された八重紅大島桜は、真冬のような寒風の中でも満開。この花の下で、8団体による「被爆65年 エンジン夢の島・2010年」のパフォーマンスがくり広げられました。各団体の企画は、楽しい手話と合唱、エンジンの錆止め作業を担当している青年ボランティアの明るく力強い報告など大好評。東友会は、NPT(核不拡散条約)再検討会議に寄せられた「被爆者からのメッセージ」の中から東京の被爆者の声を紹介。核兵器廃絶への被爆者の切実な願いを、この時期にニューヨークに向かう東友会代表などが朗読しました。各団体の報告の後は、NPT再検討会議のためにニューヨークに渡る各団体代表の紹介、参加者のグループトークが続きました。
2010年「つどい」のもう一つの特徴は、NPT再検討会議にむけた「核兵器ゼロはがき」の展示。「つどい」の進行中でもテントの中では、折り鶴の作成と「はがき」への記入がよびかけられました。東友会は「東友」2月号でよびかけたチューリップの花のはがき16枚を1枚のパネルにまとめて展示。8団体が集めたはがきもパネルにされ、参加者の首にかけたり、エンジンの周囲やテントに下げられてアピールしていました。