被爆者相談所および法人事務所
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東都生協が平和のつどい 「被爆者のこころ」を受け継ぎます

 2009年7月21日に文京シビックセンター大ホールで開かれた「第6回東都生協平和のつどい」に、東友会の山本英典副会長、大岩孝平事務局長などが招待され、東都生協組合員お手製の編み物が手渡されました。この編み物は、毎年年末に東友会が東京原水協と共同しておこなっている被爆者の訪問活動で、闘病中の被爆者に届けられています。
 「つどい」の進行は、空襲で孤児となった幼い兄妹が戦後の混乱の中で苦しみながら、食料不足のために死を迎える姿を克明につづった映画「火垂ほたの墓」の上映と東友会の活動報告、被爆証言、編み物贈呈がセット。
 映画のあと、20年以上つづく交流を東友会の村田未知子事務局主任がスライドを上映しながら報告。臨界前核実験をつづけるアメリカ政府に抗議するため一緒に大使館でおこなった行動や毎年開かれてきた交流会」とともに、原爆被害に国家補償を求めてきた運動と死没者慰霊事業、相談事業、集団訴訟運動などの映像が、わかりやすい口調の説明にあわせて上映され好評でした。
 つづいて港区の田﨑アイ子さんが、広島の爆心地から1.5キロの土手で被爆し間一髪で助かった体験と、爆心地付近で被爆した母が全身真っ黒になるほどの火傷を負って一晩で亡くなったこと、母を連れ帰ってきた父が自殺を繰り返したことなどを証言し、深い感動をよびました。

舞台上で編み物が手渡された場面。
東都生協のみなさんから被爆者への贈り物
舞台上に置かれた机の席に座り、マイクを使って語る田﨑アイ子さん。
被爆体験を語る田﨑アイ子さん