「戦争被害は国が償う」を原則に 東京大空襲訴訟2周年
東京大空襲から64年目の2009年3月10日、台東区の浅草公会堂で「東京大空襲訴訟2周年 人間回復をめざす大集会」が開かれました。会場では「資料展」も開かれたので大盛会。3階まで1200人で満員となりました。
集会では、演壇に赤タスキをした原告63人と弁護団12人が並び、星野弘原告団長が力強くたたかう決意をのべました。
写真家・大石芳野さんのあいさつ、東京空襲の先駆けとなった日本空軍の重慶無差別爆撃について前田哲夫さんが訴え。被爆者からの熱い連帯を込めて山本英典東友会副会長が発言、東京民医連からのあいさつがつづきました。大阪空襲の原告代表も参加しました。
記念講演では、作家の早乙女勝元さんが、「東京大空襲の被害者の一人として、この惨劇を世に残すために努力をしてきたが、ようやく世論が盛り上がってきたことがうれしい」とのべ、この世論で戦争のない世界、被害には差別なく償う政治を打ち立てようとアピールしました。朗読、合唱、集会アピールなどで閉会しました。