原爆症認定集団訴訟 東京訴訟 結審は2006年7月12日に
原爆症集団訴訟の第16回口頭弁論が2006年2月27日に東京地裁606号法廷で開かれました。この日の裁判は、12月におこなわれた原告側証人・市川定夫さんに対する国側の反対尋問。法廷の定席の2倍以上、96人が傍聴につめかけました。
国側の代理人は、市川証人の微量な放射線が生物の遺伝子に与える影響についての明確な証言を崩そうと、30年も前の原子力発電所推進の資料をもとに尋問し、国の不見識さがかえってはっきりしました。
報告集会で市川さんは、すでに否定されつくしている原発推進派の資料を国側が提示したと厳しく批判。参加者は、裁判の勝利に大いに確信が持てたと話していました。
裁判は今後、2回の証拠弁論のあと、7月12日に結審、秋に判決という日程になりました。
この日も、「東京おりづるネット」は、署名を提出し、厚労省前での街頭要請行動をおこないました。