東友会新春のつどい5年ぶりに開催 被爆80年の活動のはずみに
各界の参加者たちと顔を合わせて交流
被爆80年の節目にあたる2025年の1月26日、東友会の「2025年新春のつどい」が平和と労働センターで開かれ、都民・被爆者94人が参加しました。「つどい」の開催は、コロナ禍などのため5年ぶり。会場正面には、「祝・ノーベル平和賞受賞」の文字の看板が掲げられました。

平和賞受賞の意義を胸に
開会はDVDの上映から。ノルウェーでのノーベル平和賞受賞式やオスロ市民との交流の様子、田中煕巳日本被団協代表委員のメッセージなどが映し出されたあと、代表団の一員としてオスロに赴いた家島昌志東友会代表理事(日本被団協代表理事)が現地での行動を報告しました。
政党関係からは、都民ファースト、公明党、共産党、立憲民主党、社民党の国会議員や都会議員が、ノーベル平和賞受賞を祝し、核兵器廃絶のためにともにたたかう決意を込めた挨拶と激励をこもごも述べ、自民党からの祝電も紹介されました。
続いて、被爆80年事業で東友会とともに「原爆展」と「広島・長崎ツアー」を共催する東京都生協連の村上次郎会長理事が乾杯の発声と挨拶。ゆったり食事をしながら、村田未知子事務局長の司会で参加した人びとが挨拶しました。

生協関係から多数の参加
今回の特徴は、東友会理事でもある東京都生協連の秋山純専務理事の働きかけで、生協関係から15人もの参加があったこと。「追悼のつどい」のスタッフを担っている東京都生協連本部から6人、コープみらいから7人、東都生協から2人が参加。被爆者との交流を深めていました。
東京の被爆者を長年支えている、原爆症認定訴訟弁護団の弁護士や東友会顧問医の園田久子医師らも参加し、連帯の挨拶がありました。
被爆者の年末訪問を60年間続けている日本原水協と東京原水協、第五福竜丸平和協会などの平和団体、母親大会連絡会、労働組合の代表からの挨拶のあと、的早克真事務局次長の紹介で被爆者地区の会と被爆二世の会の代表がマイクを持って参加者を紹介。「おりづるの子」(東京被爆二世・三世の会)からも青木克明会長などが参加しました。
恒例となった内藤雅義弁護士による「三三七拍子」の軽快なダンスの後、「青い空は」を合唱して閉会しました。