被爆者相談所および法人事務所
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原爆死について学び語り合う交流会 相談活動からみた被爆者の姿

 「原爆死について学び、語り合う交流会」が2024年7月21日、「追悼のつどい」の終了後の同会場でおこなわれ、49人が参加しました。主催はつどい実行委員会。
 東京原水協の市川順子さんの司会ではじまり、東友会の的早克真相談員が「20年の相談事業でみた被爆者の生と死」と題して、病院職員時代から知る大田区の被爆者4人の生き様を語りました。
 大きな声と身体で東友会結成当時から積極的に活動をリードし奔走していた男性役員の姿。「被爆者の会の仲間がいる大田区が死に場所だ」と話していた小柄でいつも優しい笑顔だった大正元年生まれの女性のこと。集団健診に来た母娘がたまたま自分と同郷でなかよくなったが、娘さんが証言会の途中絶句して泣きだし、以後被爆証言ができなくなったことなど、被爆者との関わりのなかで体験し記憶に残ってきた的早相談員のことばは、参加者の心に深く染みこんでいました。
 参加者からは、被爆者に対する差別や偏見についての実体験が語られたり、「原爆とのかかわりのなかで、人との繋がりを取り戻す、そういう苦難のなかで立ち上がった被爆者はすごいと思う」といった感想が次つぎに語られ、まとめを担当した東京都生協連の福田哲哉事務局長は「広島・長崎の被爆者の体験から残さなければならないことを勉強したい。被爆80年を前にその必要性を感じた」と発言しました。

参加者の一人が、、並べられた机の席で起立し、マイクを使って発言している。他の参加者は着席し、発言を聞いている。発言者のほうを見ている人たちもいる。
参加者からの発言も活発に
的早克真さん