被爆者相談所および法人事務所
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被爆者に年末見舞金を贈るつどい 訪問して見舞う意義を確認して

 東友会と東京原水協が共催する「被爆者に年末見舞金を贈るつどい」が2023年12月3日、平和と労働センター2階ホールで開かれ、東京原水協から22人、東友会から31人が参加しました。今回で59回目となります。
 つどいは、東京原水協常任理事の山根浩さんと東友会常任理事の齊藤玉子さんの司会で始まり、黙祷を捧げたのち、東京原水協の細谷正幸常任理事が開会の挨拶をしました。いまや東京都と兵庫県のみで実施されている年末見舞行動の意義を伝え、年内の訪問活動の成功を期待する呼びかけをおこないました。
 続いて、今回の学習テーマ「東友会の65年の運動と被爆者の願い」について、東友会の村田未知子事務局長が映像を使って講演。的早克真相談員が「みんなが知ろう 被爆者と被爆二世の施策」と題して被爆者の制度について説明をしました。
 質疑応答の後、休憩をはさんで東京原水協の柴田桂馬顧問から141人分の見舞金の贈呈がありました。これを受け家島昌志代表理事が感謝の言葉を述べ、そのあと東京原水協の市川順子事務局長からお見舞金を集めた各地の行動について報告がありました。
 東友会の中西俊雄執行理事が、被爆者を訪問するにあたっての注意を述べ、同じく湊武執行理事が閉会の言葉を述べて贈呈式は無事に終了しました。
 その後、各地区に分かれてお見舞い日程の打ち合わせを終えて散会となりました。

広い部屋、前方に「第59回 被爆者に年末見舞金を贈るつどい」と大きく横書きされた看板が天井から下げられている。前方の机で、1人が立ってマイクを使い話している。並べられた長机に着席した参加者が、手元の資料に目を落としながら聴いている。
都内各地から集まって

東都生協からは編み物も

 このつどいには、東都生協のみなさんが丹精込めて編んだ84枚のひざ掛けやマフラーなどが届けられました。これらは、年末見舞訪問の際などに被爆者に贈られます。

ひとつずつ透明な袋にメッセージの書かれた紙とともに入れられた編み物が、机の上に並べられている。ひとつひとつ手に取ってみている人たちが机の前に並んでいる。
届けられた編み物