核兵器禁止条約採択6周年行動 被爆者は核兵器廃絶を強く訴える
新宿西口で署名行動 人類の未来のためにいま必要なことを
2017年に核兵器禁止条約が国連で採択されてから6周年を迎えた2023年7月7日、条約採択の日にちなんで「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名」を呼びかける行動が、新宿駅西口でおこなわれました。
日本原水協が主催した行動に、東友会から9人が参加。スピーチに、署名板を持っての呼びかけに、奮闘しました。
被爆者が訴え
4歳9カ月で被爆した東友会の石飛公也監事は、「広島市内では、救援に入った人たちが亡くなった人たちを焼いていたが、その匂いが何ともいえなかったのを覚えている。今でもその時のことを夢にみることがある」と自身の被爆体験を語りました。
同じく東友会の家島昌志代表理事は、「先日、日本原水協は、この署名130万人分を日本政府に提出した。日本被団協も3月に109万の署名を提出している。しかし政府はすべて無視しつづけている。NPT再検討会議では、同条約で保有国の核軍縮交渉の義務が定められているが、その議論は進まない。私たち被爆者は、人類を救うために核兵器廃絶を強く訴える」と力を込めて語りました。
人びとの良心に感激
呼びかけに応えて署名してくれた人のなかには、「被爆者の訴えに署名しなくてはと思った」と語る人もいて、この日、東友会の参加者が集めた署名は33人分となりました。