被爆者と被爆二世の証言を聞いて 原爆死について学び、語り合う交流会
2022年7月24日におこなわれた「追悼のつどい」の終了後、テクノプラザかつしか第1会議室で「原爆死を学び、語り合う交流会」が開かれました。主催は「追悼のつどい実行委員会」です。
この交流会は2019年に第1回を開き、「私と同じ感覚だった人がいて身近に感じた」「被爆者や二世の方の熱い思いに胸が詰まる思いだ」「交流の時間が1時間あっても短く感じた」などの感想がよせられ好評でした。しかし新型コロナウイルス感染症拡大のため、惜しむ声がありましたが開催を中止。今回は3年ぶりの開催になりました。
「追悼のつどい」の参加者のほかに交流会だけ駆けつけた人もあって、会場は49人の参加で満席になりました。
最初の証言は東友会前副会長で豊島・豊友会会長として40年以上、豊島区の被爆者のお世話をしてきた山田玲子さん。豊友会が発行した証言集の被爆者と遺族の言葉を読み上げながら、原爆に人生を壊された被爆者の思いを感動的に紹介しました。
つづいて被爆二世の澤原義明さんが証言。澤原さんのお母さんは、広島の爆心地から1.6キロで被爆。7年後に骨髄性白血病と診断され、6年間の闘病の後1958年に亡くなりました。澤原さんは、被爆50年にマスコミの募集に応えて書いた「母への手紙」を読み上げながら証言しました。
証言を聞きながら涙する人もあり、証言の後は、生活協同組合や原水協の参加者から、あらためて被爆証言をしっかりと聞き、伝え残していくことが大切だという声が続きました。