国連「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」行動
東友会など10団体が共同 雨模様のなか署名よびかけ対話
2018年9月26日、国連が提唱した「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」の行動が新宿西口・小田急前でおこなわれました。東友会、日本原水協など10団体から全体で28人、東友会からは8人が参加し、約1時間の宣伝・署名行動をおこない、「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかけました。
ときどき小雨が降る天候でしたが、「核も基地もない沖縄を」「核兵器禁止条約に参加する日本の実現を」と書かれた大きな横断幕を掲げ、宣伝カーからは各団体の参加者がリレートークで核兵器廃絶を訴えました。東友会からは大岩孝平代表理事がマイクを握り、「青いタスキをつけて訴えているのが被爆者です。ちょっと立ち止まり署名にご協力を」と訴えました。
署名に応じながら、「戦争も核兵器も嫌い」と語る人、「署名活動がんばってください」と励ましてくれる人など、いつもより人通りが少なかった半面、じっくり語り合う光景があちこちで見られました。この日寄せられた署名は84人分でした。
「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」とは
2013年9月26日、ニューヨークの国連本部で総会史上初となる核軍縮に関するハイレベル会合が開催されたことを受け、国連総会は決議68/32を採択。この決議は、「軍縮会議において、核兵器の保有、開発、製造、取得、実験、貯蔵、移転、使用もしくは使用の威嚇を禁止し、核兵器の廃棄を規定する包括的核兵器条約の交渉を早期に開始すること」を求めた内容でした。そして、これを記念して9月26日を「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」とすることが決まりました。翌2014年9月26日に、初の「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」がおこなわれ、その趣旨にそった記念式典や様ざまなイベントがおこなわれました。2018年は5回目となります。