ヒバクシャ国際署名 地元に根差した取り組み進む
2017年7月13日、東京都原爆被害者協議会の第1回理事会が平和と労働センターで開かれ、28地区66人が参加しました。このなかで、ヒバクシャ国際署名をすすめる各地の運動を交流しました。
世田谷区では、2016年に区長から署名の協力を得て世田谷同友会(世田谷区の被爆者の地区の会)も参加した推進連絡会を発足させています。賛同する区内の著名人の名前を入れた署名用紙を独自に10万枚印刷して、運動を広げています。その後も、駅前などでの署名の訴えをつづけてきましたが、宣伝カーも出してよびかけ、団地などへのポスティングもしようと話しあっています。
大田区では、大田・大友会(大田区の被爆者の地区の会)の会長のよびかけで7月15日に連絡会が発足しました。賛同者は平和団体や生活協同組合の代表者から宗教家など、幅広い人びとが参加しています。連絡会の名前入りの署名用紙もとりあえず5000枚作成しました。
区長からヒバクシャ国際署名への協力を得た葛飾・葛友会(葛飾区の被爆者の地区の会)は、区議会議長、区議全員に署名を依頼し、36人の区議のうち2人を残すまでに広げました。「残った2人は無所属の議員です。自民党をはじめすべての政党の議員が署名しました」と。区民への署名も、この流れで広げていこうと話しあっています。
区の全面協力を得て36年前に区立公園に「原爆犠牲者追悼碑」を建立した江戸川区では、被爆者の会と追悼碑の会連名で1万枚の署名用紙を印刷して、7月17日の追悼式で配付しました。
都内の自治体で原爆犠牲者の追悼碑を公立公園に設置しているのは、江戸川区と葛飾区のみ。この区の支援も生かして区長などへの署名を依頼したいと話しています。
ヒバクシャ国際署名賛同首長
- 新宿区長 吉住健一
- 世田谷区長 保坂展人
- 杉並区長 田中良
- 葛飾区長 青木克德
- 武蔵野市長 邑上守正
- 三鷹市長 清原慶子
- 府中市長 高野律雄
- 小金井市長 西岡真一郎
- 東村山市長 渡部尚
- 狛江市長 髙橋都彦
- 武蔵村山市長 藤野勝
- 西東京長市 丸山浩一
(敬称略・順不同 2017年7月18日現在、報告があったもの)