生協の幹部・組合員が被爆者の生き様を学ぶ
東友会相談員が多様な事例を証言
「平和とよりよい生活」をめざして設立された日本生協連には、現在2000万人を超える市民が加入しています。これまでも被爆者運動に物心両面での大きな支援を続けてきた日本生協連は、「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名(ヒバクシャ国際署名)」運動でも推進連絡会に参加し、組合員活動部を中心に、東友会の村田未知子主任相談員の証言で被爆者の実態を知らせ署名を広げる運動を、2017年2月から進めてきました。
2017年6月24日のパルシステム東京のヒバクシャ国際署名キックオフ集会で、28日のコープ共済連役職員学習会で、30日の日本生協連全体部長会議内学習会で、7月3日の日本生協連役職員学習会で、あわせて240人が村田相談員の証言を聞きました。証言を聞いた生協の人びとから感想が届いていますので、紹介します。
- 「同じ思いを持った方の講話は、一歩踏み出す勇気をいただけました」
- 「テレビなどでナレーターが話しをするのと違い、相談員の方のお話しなので重みが違いました」
- 「被爆者の方がたの大変辛いお話しを聴かせていただき、核兵器の怖さを再認識しました」
- 「『被爆者の友だちをつくってください』とのお話し、努力したいです」
- 「被爆者本人でなくても、その体験を語り継いでいく必要があることや、語り継いでいけるんだということを実感しました」
- 「核の悲惨さをこれからの世代に語り継げるようにしていかなければならない。平和のとりくみは生協が率先していくべきだと思いました」
- 「被爆者が差別されない社会は、被爆の現実を正しく知ることからしか始まらないだろうと思いました」
- 「自分は今まで人の苦しみに一度でも寄り添ったことがあったのだろうかと自問自答してしまいました」
- 「改めて思い起こすと『平和』、『戦争』、『核兵器』などについて家族と話した記憶がありませんでした。私自身が『平和ボケ』しているようで反省させられました」