2016年東友会新春のつどい 被爆70年の成果を活かす一年に
「フレーフレー東友会」のエール響かせ
1月31日、2016年東友会新春のつどいが平和と労働センターで開かれ98人が参加しました。つどいの最初に司会の家島昌志執行理事のよびかけで、原爆犠牲者への黙祷が捧げられ、大岩孝平代表理事が東友会がすすめる被爆70年事業の報告をかねて挨拶。続いて、毎年恒例となったスライド上映による東友会の1年間の活動紹介を、濱住治郎執行理事がおこないました。2016年のスライドは東友会の被爆70年事業を軸に、核兵器廃絶と相談、訴訟の運動が、月ごとに報告されました。
今回の政党代表の来賓は、民主党が松原仁衆院議員と斉藤あつし都議、公明党は高木美智代衆院議員、大松あきら都議、共産党からは笠井亮衆院議員、和泉なおみ・里吉ゆみ都議、維新の党の初鹿明博衆院議員、生活者ネットの小松久子都議と無所属の塩村あやか都議、社民党の浅田保雄文京区議が参加してあいさつ。都議会自民党からメッセージが寄せられました。
第2部は、ノーモア・ヒバクシャ東京訴訟東京弁護団の中川重徳事務局長の乾杯の発声で開会し、村田未知子執行理事の軽妙な司会で、懇親がすすめられました。
支援関係では、東友会の顧問医・園田久子医師、支援者の日本原水協と東京原水協、東都生協、第五福竜丸平和協会、東京空襲遺族会、東京非核政府の会、けやき平和コンサートの会の代表と日本被団協の木戸季市事務局次長がマイクを持って和気藹々としたあいさつが続きました。
「東友」12月号でよびかけられた「なんでも川柳」は、東友会の山本英典執行理事と2016年の年男・年女が申年にちなんだお面をかぶって審査。入選作16点が選ばれ記念品が贈呈されました。
さらに、参加した都内各地区の被爆者と被爆二世、事務局員61人全員が紹介され、髙木恭之さん(港・港友会)が、用意した白い手袋を着けた応援団の出で立ちで参加者に「フレーフレー東友会」の唱和を求めました。
つどいの最後は、恒例となった東友会監事、ノーモア・ヒバクシャ訴訟東京弁護団団長・内藤雅義弁護士の「三三七拍子」のエネルギッシュでコミカルな舞に大笑いし圧倒された後、梅岡功さん(武蔵野けやき会)の指揮で「青い空は」を全員で合唱。山田玲子執行理事が閉会のあいさつを述べました。
東友会が財政支援のために毎年お願いしている「反核バザール」は、堀場和子・湊武の両理事、蒔添安雄さん(大田・大友会)の大活躍で11人の協力者が提供した40点の品物が完売となり、売り上げ2万2300円が寄付されました。
なんでも川柳 入選作の紹介
「東友会新春のつどい」で選ばれた「なんでも川柳」を紹介します。(順不同)
スカイツリーのてっぺんで叫びたや核なくせ!
葛飾・葛友会 奥田萩子
戦争法安倍ちゃんともどもさようなら
三鷹・三友会 大岩孝平
血圧計納得するまで挑戦し
立川友の会 北内勝昭
国会前希望のコールがこだまする
足立・足友会 藤沢汎子
あの夕日も一度見たい里の海
西東京 川上シマ子
「語り部」も賞味期限せまり来る
文京・文友会 村山季美枝
被爆者の願い今こそ若者に
事務局 村田未知子
今年も生きててやるぞ反核めざし
葛飾・葛友会 奥田萩子
安倍ノーが流行語になる年の暮
けやき平和コンサート 志鎌 紀美子
元旦に卒寿重なり祝う酒
八王子・八六九会 石井淳介
なんでもと言われて悩む五七五
江戸川親江会 山﨑 秀雄
憲法の憲を剣へとすり換える
北区 曽根はじめ
新春や振り袖姿も平和ゆえ
江戸川親江会 奥 豊治
夢追ってケロイド晒し被爆者逝く
(町田・深堀寛治さん、江戸川・三宅千里さんに)
事務局 村 未知子
だれが壊したの塔見つめ問う孫にいつか語らん核の恐怖を
被爆者練馬の会 新木 聖子
被爆者の語るすがたに聞き入りし若き者らへ未来を託さん
千葉県 夏目侑子