被爆者相談所および法人事務所
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ピースアクション in TOKYO 10年の歩みを力にNPT代表を送り出す

 「核兵器の廃絶と戦争のない平和な世界」をめざして、東友会と東京都生協連、東京地婦連の3団体が共催している「ピースアクション in TOKYO」が2015年4月13日、青山のウイメンズプラザで開かれました。「ピースアクション」は2015年で10回目。会には東友会の30人など193人が参加しました。
 東友会の村田未知子執行理事の司会で、オープニングはシンガーソングライター・佐々木裕滋さんのピースコンサート「祈り」。主催者挨拶はコープみらい理事の井上深雪さんがおこないました。
 ピースアクション10年のあゆみと日本被団協がNPT再検討会議が開催される国連で展示するパネルを紹介するスライド「非核の願いを世界へ」は、コープみらい、東都生協、東京南部生協の組合員3人が語り手となって朗読。この10年間のパレードの懐かしい映像が次々上映されました。原爆展のパネルについては、核兵器による被害と破壊から放射線が人体に与える影響、核実験や原発事故の被害を網羅し、幅広い視点で被害を明らかにしているとの声がありました。
 広島・長崎両市長からのメッセージは両市の東京事務所責任者から紹介されました。
 続いては各地生協と東友会、地婦連から、この1年間の平和活動の報告。広島、長崎、沖縄への訪問、東京空襲戦跡など戦争遺跡の現地調査、平和への語らいなどが熱く報告されました。東友会の報告は家島昌志執行理事が担当。被爆者数が6割に減り、平均年齢が80歳を超える被爆の実態とともに、被爆者が支え合いながら活動を続けている姿を映像を使いながら紹介しました。
 4月24日から5月1日まで国連で開かれるNPT会議に参加する代表団11人が壇上に招かれ、東京都生協連の秋山純さんから一人ひとり紹介され、暖かい激励の拍手が寄せられました。
 集会のアピールには、最近の危険な政治の動きが述べられ、「戦争をする国に逆戻りすることのないよう」にしよう、「私たちが核兵器廃絶を求める最後の世代になりましょう」という固い思いが込められ、濱住治郞東友会執行理事から紹介されると共感の拍手が会場を包みました。東京地婦連・大北恭子さんの挨拶で閉会しました。残念ながら、雨天のためパレードは中止になりました。

会場全景
市民レベルの交流を続けて10年目のピースアクション集会
スクリーンに、「大学生と平和活動 戦争を心にとめて同じ過ちを二度と犯さないように後世に伝えていく義務がある」と投影されている発表の一場面。報告している学生も写っている
学生からの報告も