「東京被爆二世の会」が結成総会 東友会から激励と連帯のあいさつ
「二度と被爆者をつくらない世界をともにめざそう」
2013年4月21日午後、東友会事務所がある平和と労働センターで、「東京被爆二世の会」の結成総会が開催されました。
東京在住の被爆二世・三世らは、2012年の4月から3回の交流会を重ね、「東京に被爆二世の会をつくりたい」という意志を確かめ合い、運営委員や事務局メンバーを選出。結成の準備を進めてきました。
この日はあいにく朝から冷たい雨でしたが、29人の被爆二世・三世が参加し、運営委員らの予想を上回る盛会となりました。参加者は会の正式発足を確認し、結成のことば、会則を定め、運営委員9人を選出しました。来賓として出席した東友会業務執行理事の大岩孝平さんが、「2013年3月末で東京都の被爆二世は6674人となり、被爆者6476人を初めて上回った。二世の会が自立して考えて行動し、健全な発展を遂げ、二度と被爆者をつくらない世界を目指して、ともに頑張っていきたい」と期待の言葉を述べました。
第2部は、石川玲子さんのコカリナ(木製のオカリナ)演奏に被爆二世の山田みどりさんの朗読を交えた平和を祈るミニコンサートで始まり、参加した被爆二世・三世などによる懇親会が催されました。懇親会では、それぞれの自己紹介、被爆者である父母の病気のことや二世・三世自身の健康不安、被爆の記憶をどのように継承していけばよいのか、2年前の福島原発被害のことなど、さまざまな話題について率直に意見を交換しました。
その後、4月27日に第1回の運営委員会を開き、会長・田崎豊子、事務局長・吉田みちおら役員・役職を選任するとともに、会員らの同会への希望や抱負などを尋ねるアンケートの実施、9月に被爆二世らの医療・健康に関する交流会を開くことなど、当面の活動について話し合いました。
(吉田みちお)
【お願い】東京被爆二世の会へのご連絡は、東友会までお願いします。二世、三世は現役世代のため平日は働いています。東友会事務局でご用件を承り、二世の会の事務局にお伝えしていますことを、ご了承ください。