2011年平和行進 夢の島から広島へ向け出発
歩こう核兵器のない世界へ――銀座では被爆者が先頭のパレードも
2011年5月6日、「2011原水爆禁止国民平和大行進」のひとつ「東京から広島コース」が江東区夢の島から出発しました。2011年の平和行進のスローガンは、「歩こう核兵器のない世界へ」「大震災の被災者支援、自然エネルギーへの転換を」。この行進は90日間かけて東海道から山陽道などを歩き、8月4日に広島市平和公園に到着する予定です。
6日、行進の出発にあたって正午から夢の島公園の第五福竜丸展示館前で出発集会が開かれ700人が参加しました。集会では被爆者を代表して、日本被団協の岩佐幹三事務局次長があいさつ。参加した東友会23区東部ブロック代表の松本軍二さんら江東区の被爆者4人も紹介され、東陽町公園まで行進しました。
午後4時過ぎからの東友会が名付けた「銀座アピール行進」には、都内各地から被爆者28人が参加。有楽町駅付近から行進にくわわり、港区の芝公園まで、行進の先頭に「われら生命もてここに証す原爆許すまじ」と染め抜いた東友会の旗を掲げて、先頭の横断幕を大岩孝平事務局長など被爆者5人が掲げ、東日本大震災の復興を願う花を持って、「1歩でも2歩でもご一緒に」と訴えながら、元気に歩きました。
7日は、小雨のなかを、東友会の蒔添安雄事業部長など大田区の被爆者3人が、大田区産業プラザから平和行進に参加。行進の先頭に東友会の旗を掲げ、横断幕を持って、県境の六郷橋をわたって川崎市役所まで行進。神奈川県の被爆者に引き継ぎました。