東京都が2010年度の被爆者データを発表
都内の被爆者は7,003人(平均年齢76.2歳)に
東京都福祉保健局が2011年3月末日現在の被爆者と被爆二世のデータを発表しました。
このデータをみると、東京に住む被爆者手帳所持者数が1年間で254人減り、7,003人になりました。この人数は、最高時だった1987年度末からみると、67.6%になります。平均年齢も上がり、76.2歳になりました。
一方、東京都から「健康診断受診票(子)」の交付を受けている被爆二世は、毎年増え続けて6082人となりました。この状況では数年以内に被爆者数と逆転するものと思われます。
被爆者の諸手当受給率は、医療特別手当受給者が4.2%、併給できない健康管理手当、保健手当、特別手当とあわせた諸手当受給率は83.9%。全国平均や他県の受給率が90%を超えていることからみて、まだまだ制度が知られていない実態があります。
被爆者の諸手当
被爆者の主な4種の手当受給者数保険手当受給者のうちわけ: 「保険手当 一般」272名、 「保険手当 増額」69名。
名称 |
受給者数 |
医療特別手当 |
291(4.2%) |
特別手当 |
13 |
健康管理手当 |
5,231 |
保健手当 |
341 |
合計 |
5,876(83.9%) |
被爆者のその他の手当受給者数
名称 |
受給者数 |
被爆者の介護手当 |
460 |
被爆者の葬祭料 |
246 |
指定医療機関 (総計10,813)
被爆者認定医療機関
区別 |
数 |
病院 |
18 |
診療所 |
14 |
訪問看護ステーション |
0 |
薬局 |
19 |
合計 |
51 |
被爆者一般指定医療機関
区別 |
数 |
病院 |
536 |
診療所 |
5,847 |
訪問看護ステーション |
361 |
薬局 |
3,964 |
介護保険施設 |
54 |
合計 |
10,762 |
被爆者健診委託医療機関
被爆者健診委託医療機関
区別 |
数 |
一般健康診断 |
219 |
ガン検診 |
208 |
合計 |
427 |
「被爆者の子」制度利用者
「被爆者の子」制度利用者
区別 |
交付者数 |
被爆者の子(被爆二世)受診票 |
6,082 |
被爆者の子(被爆二世)医療券 |
695 |
被爆者の介護保険利用助成
被爆者の介護保険利用助成
名称 |
受給者数 |
訪問介護 |
2,264 |
通所介護 |
3,383 |
短期入所 |
604 |
合計 |
6,251 |