実相普及証言活動学習会 被爆体験を語り継ぐために
東友会は2010年2月23日、2009年度第1回実相普及証言活動学習会を開き、23地区から43人が参加しました。これは東友会実相普及委員会が2008年度に続いて企画したもので、5グループに別れて話し合いました。
幼いとき被爆した人や胎内被爆者など被爆時の記憶がない人、まだ一度も証言したことがない人と、証言活動の経験が豊富な人とが交流しながら、熱心に議論。証言するとき、事前に原稿や資料を用意して、聞き手に伝わる準備を心掛けていることなどの紹介もあり、活発な話し合いになりました。
1時間のグループ討論の後、広島で2歳のときに被爆した藤沢汎子さん(足立区)が被爆証言。直接記憶はないけれども、家族が大好きだったお兄さんとその同級生たちの最後の様子を、家族から聞いた話や新聞・本など様ざまな資料で調べ、シナリオにまとめたものを生々しく語りました。
参加者からは、「参考になった。これからも前向きに証言活動していきたい」「自分の証言の仕方を見直し大いに反省した」「自分もシナリオにまとめていきたい」「もっと話しあう時間が欲しかった」と積極的な感想が多数寄せられました。