東友会相談員養成合宿研修会 具体的な世話活動を学び合う
証言活動などの交流も活発に
東友会が毎年開催している相談員養成合宿研修会は、2009年9月6日から7日に熱海市で開催され、22地区50人が参加しました。最初に、飯田マリ子会長が、日本被団協と政府・自民党との原爆症認定集団訴訟の終結に関する「確認書」について説明。第1日は「地区の会で原爆症認定のお世話を広げるために」のテーマにそって、村田未知子相談員が、申請の具体的な手続きとともに、厚労省が6月から「積極認定」の指定病名にくわえた甲状腺機能低下症と慢性肝炎・肝硬変と同様に「放射線起因性」という条件がついている白内障と心筋梗塞の厳しい審査状況についてなど、写真や図表をスライドにして講演しました。
地区相談員の経験交流では、「東友会相談員の来る地区相談会に会員をさそってお世話をしている」「集会への出欠回答ハガキに近況を書いてもらい対象者をさがしている」などの報告がありました。
2日目は、「曙光が見える核兵器廃絶をめぐる動きと私たちの被爆体験『証言』活動」がテーマ。山本英典副会長が、オバマ米大統領のプラハ演説から来春のNPT再検討会議にむけた世界の動きについて、詳細な年表や要人の発言を整理した資料を作って講演しました。
その後の交流では、地区の会の原爆展開催と被爆証言活動を中心に話し合われ、16地区18人が次ぎつぎに発言しました。
「原爆展では時宜にあったパネルをつくって好評をいただいている」「原爆展の展示や案内には高校生もふくめたボランティアをつのり、体験継承にもなっている」「はじめて証言する人には、地区の集まりで証言してもらい、みんなで批評して、より良い証言になるようにしている」などの発言がつづき、90分間の予定時間がまたたく間に過ぎました。