「核兵器使うな」と全国被爆者いっせい行動
ハガキ、ビラ、署名で街頭宣伝 東京では渋谷、吉祥寺で計80人が行動
アメリカのイラクへの核攻撃の危険、北朝鮮の核開発という、きな臭い世界情勢を迎え、日本被団協が呼びかけた「核兵器使うな」「核兵器なくせ」の全国被爆者いっせい行動が、東京では2002年12月6日、渋谷駅前と、吉祥寺FFビル前でおこなわれました。
渋谷では、日本被団協と東京、千葉の被爆者と新婦人などの支援者約40人がハンドマイクで訴え、1千枚のビラを配り、ブッシュ大統領と小泉首相宛の要請ハガキを販売。「核兵器のない21世紀と原爆被害への国家補償を求める国会要請署名」をよびかけました。正午からの1時間でビラ1000枚、ハガキ20枚がさばけ、30人分の署名が集まりました。よびかけに応じた人は若い人が多く、「広島の資料館をみた」「イージス艦派遣の報道に戦争を感じた」などと語っていました。
吉祥寺行動には、被爆者21人と支援者14人が参加しました。「武力攻撃にはアメリカ国民にも反対が多かった」「悲惨な体験は私たちを最後に」などという被爆者と支援者の訴えに、足を止める人が多く、署名、カンパが寄せられました。