被爆者相談所および法人事務所
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アメリカが19回目の臨界前核実験 東友会、東都生協ら大使館へ抗議

 アメリカ政府は、2002年9月27日(日本時間)、ネバダ核実験場で19回目の臨界前核実験を強行しました。同日、小雨をついてアメリカ大使館前でおこなわれた日本被団協の抗議行動には東友会とともに、千葉、埼玉の被爆者など26人が参加。東都生協、東京原水協の代表も合流して抗議しました。
 日本被団協・岩佐幹三事務局次長は、大統領が「イラクに対し核兵器の使用を選択肢にふくむ先制攻撃を公言し」ているなかで実験をおこなったことに対し強く抗議。東友会の寺沢茂事務局次長は、「原子爆弾による苦しみは、57年が過ぎたいまも、薄れるどころか、ますます深まっています」と、食道ガンと肝臓ガンになった被爆者が、原爆症認定を却下されたことなどを紹介。代表2人が大統領あての抗議文を届けました。  渋谷・明友会の岩沢弘会長は「核兵器は爆発の瞬間だけでなく、その後何十年も人を殺し続ける。アメリカは核や戦争のない世界の実現に努力を」とうったえ、高木陽雄常任理事(町田)は「ブッシュは広島・長崎を訪れ、われわれの痛みを受け止めよ」と発言。高木留男常任理事(江戸川)は「被爆者はどんどんガンで亡くなっていく。私も腎臓ガンになった。体は十分でないが、核兵器が無くなるまでがんばる」と語りました。