被爆者相談所および法人事務所
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東友会連続学習講座第2回 「日本国憲法と国家補償」

 東友会の連続学習講座第2回、「日本国憲法と国家補償」が2002年4月26日に平和と労働センターでひらかれ、各区市の被爆者の会から35人が参加しました。今回のテーマは、前回の講座でよせられた、国家補償についての学習を続けたいという声や、世論と共に運動を進めるためにも憲法問題について学んでみてはという提案を受けたもの。
 飯田マリ子副会長の司会で、横川嘉範副会長が詳細なレジュメをもとに講演しました。核兵器廃絶と国家補償をもとめる被爆者の運動は、日本国憲法の平和的、民主的原則に支えられ、励まされてきたこと、国家補償の被爆者援護法の制定は、国民の「核戦争を拒否する権利」の土台を築くものであることなどが話され、また、政府の「補償を行わない理由」の矛盾点などをわかりやすく説明。結びには、戦争・暴力を正当化する主張に対し科学的に分析、反論する文献の紹介がありました。
 質疑応答と討論も活発におこなわれ、有事立法への動き、憲法改正問題などをどう見るかなど、参加者の意見が次々に出されました。
 最後に、山本英典事務局長がまとめを行い、閉会しました。