被爆者相談所および法人事務所
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東友会地区出張相談会 地区の会に入会した初参加者も

墨田、台東、足立、葛飾を対象に

 東友会相談事業委員会が企画している「地区出張相談会」が、2024年2月18日にすみだリバーサイドホールの会議室で開かれ、13人が参加しました。今回は、墨田区、台東区、足立区、葛飾区に住む被爆者と被爆二世によびかけられたものです。
 会は足立・足友会の山下和宏会長の司会ではじまり、東友会の湊武執行理事(墨田折鶴会会長)が挨拶した後、被爆者と二世の施策を村田未知子主任相談員が説明しました。
 参加者から話の途中に質問が出て説明が中断される場面もありましたが、村田相談員は笑顔で質問にも対応しながら説明をつづけました。
 その後、参加者全員が自己紹介や感想を述べ、なごやかな交流の場にもなりました。「被爆者ということを隠してきたので、こういう会には出なかったが、きょう出てみてよかった」、「こういう会に積極的に参加し、制度を活用できるようにしなければと感じる」、「二世の医療助成をもっと充実してほしい」、「病院に行く回数は増えたが、年々外出が億劫になってきている」といった話が出されました。
 中西俊雄執行理事(葛飾・葛友会副会長)の閉会挨拶で相談会は終わりましたが、そのあと個別相談もおこなわれ、参加した被爆者のうち3人が新しく地区の会に入会し、組織としても成果のある相談会になりました。
 今回の相談会では、会場の手配、当日の張り紙から受付の用紙まで、墨田折鶴会の湊会長の行き届いた気配りがありました。

長方形に並べられた長机に、向き合う形で着席する参加者たち。前方のホワイトボードに、「被爆者出張相談会」と大きく書かれた紙が張られている。
少人数でなごやかな交流の機会にもなった相談会