北村西望ゆかりの地で 井の頭平和祈念会
武蔵野市の井の頭自然文化園に長崎市「平和祈念像」の原型があることはあまり知られていません。この原型は、彫刻家の北村西望さんが、公園内の土地を東京都から借り受け、自力でアトリエを建てて制作したため、大きさは長崎の像と同じです。
生前、北村さんが門下生とともに像の前に8月9日に集まったことから、死後も原爆犠牲者の追悼と核兵器廃絶を願って、平和祈念会が毎年開かれてきました。
2023年の祈念会には武蔵野市と三鷹市の被爆者、市民ら60人ほどが参加。広島・長崎両市長のメッセージを両市東京事務所の代表が紹介し、東友会の村田未知子執行理事も挨拶。原爆投下時刻の11時2分に黙祷した後、参加者全員で「長崎の鐘」を合唱しました。