被爆者相談所および法人事務所
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2023 ピースアクション in TOKYO いま私たちにできることを考えた

核兵器も戦争もない未来に向けて

 2023年4月16日、「2023 ピースアクション in TOKYO & ピースパレード」が東京ウイメンズプラザで開かれました。東友会と東京都生協連、東京地婦連が、2005年から東日本大震災の年を除く毎年共催しているもので、2023年は18回目。集会には98人、オンラインで50人が参加しました。
 今回はロシア・ウクライナ戦争と核兵器による威嚇が続く世界情勢をふまえ、核兵器廃絶と戦争についてじっくり学びたいと、日本反核法律家協会会長の大久保賢一弁護士に講演をお願いしました。
 大久保さんは「核兵器も戦争もない未来に向けて――現状と課題――」と題して40分間、大型スクリーンに資料を映しながら講演。2022年9月の国連核兵器廃絶デーに国連事務総長が「この40年で最も高い核のリスクに直面している」と語ったこと、日本をとりまく極東の国ぐにの思惑と動きについても分析し、ロシアがベラルーシに核兵器を配備すると発表したことだけが問題にされているが、アメリカの核兵器がすでにNATO諸国と「核共有」されていること、核兵器禁止条約(TPNW)の重要性と、日本政府がただちにこの条約に署名し批准することがきわめて重要だと指摘。「核兵器は人間の営みだから、ウイルスや気候変動より御しやすい」とも述べ、参加者に勇気を与えました。
 広島・長崎両市長のビデオメッセージが紹介され、参加した日本生協連、都内各地の消費生協、医療生協、東京地婦連と東友会の8団体が映像を使って1年間の活動を報告。東友会の報告は中西俊雄執行理事が担当し、映像に沿って、高齢被爆者が核兵器廃絶、追悼事業、相談事業に参加している様子を知らせました。

舞台そでの演壇に立って、たすきをかけた東友会の中西俊雄執行理事が手元の資料を見ながらマイクで話している。舞台正面の大型スクリーンには、折り鶴のイラストと、「われら生命もてここに証す 原爆許すまじ」の一文が投影されている。
各団体の活動報告から

 集会後参加者は、舞台の上に勢揃いして写真撮影。

舞台の上に集まった参加者たち。なにかメッセージが書かれた紙を体の前に掲げ持っている人もいる。天井からは「2023 ピースアクション in TOKYO」など大きく横書きれた看板がらさげられている。東友会の参加者は、たすきをかけている。
集会の最後に壇上で記念撮影

 集会後、休日で賑わう表参道から渋谷まで元気にピースウォーク。昼時の人出の多い街に「核兵器の廃絶を」「ウクライナに平和を」の声を響かせました。東友会の参加者は、家島昌志代表理事を先頭に青いタスキを掛けて行進に参加。先頭の宣伝車のスピーカーから広島・長崎の被爆者が先頭を行進していることを知らせると、手を振る通行人もみられました。


 「2023 ピースアクション in TOKYO & ピースパレード」など横書きれた横断幕を先頭に街を歩く集会参加者たち。横断幕を持つ5人のうち2人がたすきをかけた被爆者。後ろには、団体名の書かれたのぼりなどを持った人を含め、列が続いている。
ピースパレードの先頭に立って